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発泡ウレタンを使用した電気工事の施工現場で配線が溶ける原因と対策

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発泡ウレタンを使用した電気工事の施工現場で配線が溶ける原因と対策

発泡ウレタンを使用した電気工事の施工現場で配線が溶ける原因と対策

2025/07/06

電気工事と発泡ウレタンを併用する際、あなたはこんな悩みを感じていませんか?「配線にウレタンがかぶっていないか不安」「施工後に電線が劣化しないか心配」「断熱材が原因で火災が起きたらどうしよう」――住宅の気密性や断熱性能を高めるために発泡ウレタンは優れた選択肢ですが、電気配線やケーブル、コンセントまわりへの影響については意外と見落とされがちです。

実際、住宅火災のうち数割が電気系統の不具合に起因しており、中には断熱材との接触や被覆の溶解といったトラブルも含まれています。さらに、発泡施工後の内部確認が困難になることで、配線異常の早期発見が遅れがちになるという二次的リスクも存在します。

この記事では、発泡ウレタンが電線や配線、電気材料に与える影響とそのリスク、施工現場で実際に発生した事例、安全に使うための保護資材や施工順序の工夫まで、専門的かつ実践的な観点から徹底的に解説します。

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住所〒700-0941岡山県岡山市北区青江
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目次

    電気工事と発泡ウレタンは共存できるのか?

    発泡ウレタンは、建築分野において「断熱材」として非常に高い評価を得ている資材の一つであり、特に戸建て住宅や集合住宅など、幅広い用途で使用されています。主な原材料はポリオールとイソシアネートで、これらが化学反応を起こして発泡し、空気を多く含んだ軽量かつ高密度な素材が形成されます。この構造が断熱性や気密性を生むのです。

    発泡ウレタンの断熱性能は、一般的な繊維系断熱材(グラスウールなど)と比較しても非常に高く、熱伝導率は0.02W/m・K前後。これは、外気温の影響を受けにくくするための非常に優れた性能値です。また、素材自体が自己接着性を持っており、複雑な形状の壁面や天井にも継ぎ目なく密着し、気密性を高めることで冷暖房効率の向上や結露の防止にも貢献します。

    断熱材としての種類には以下のようなタイプがあります。

    種類 特徴 適用例 難燃性
    硬質ウレタンフォーム 高い断熱性能・軽量・耐水性に優れる 戸建て住宅、集合住宅の壁・屋根 高い
    吹き付けウレタンフォーム 複雑な部位に施工可能・継ぎ目なく密着 屋根裏、壁内、床下など 中~高
    スプレータイプ発泡ウレタン 手軽な施工に対応・DIY向け 小規模な補修箇所 製品により異なる
    アクアフォーム 水を発泡剤として使用し安全性が高い 化学物質過敏症対策住宅 高い(自己消火性あり)

    これらの製品にはそれぞれ適した施工条件や使用環境があります。施工者が選定を誤ると、断熱性能の発揮に支障をきたすことがあります。

    加えて、発泡ウレタンには「自己消火性」という性質を持つ製品も多く、これは火がついても燃え広がらず炭化して燃焼を止める性質を指します。ただし、すべての製品が自己消火性を持つわけではなく、建材選定時にはJIS認証や難燃試験の結果を確認することが重要です。

    さらに、環境面への配慮として「ノンフロンタイプ」や「低VOC仕様」なども存在しており、新築やリノベーション時に特に注目されています。

    発泡ウレタンの断熱性能の高さと、気密・遮音・耐湿性といった副次的効果は、住宅の快適性を大きく左右します。一方で、施工不良や材料選定ミスによるトラブルも発生しており、十分な知識と経験を持つ専門業者による施工が求められます。

    発泡ウレタンと電気配線が同一の壁内空間に共存する場合、最も重要となるのが「施工順序」の管理です。この順序を誤ると、電線の被覆劣化、断熱材の脱落、火災リスクの増加といった深刻な問題を引き起こす恐れがあります。

    基本的な施工の流れとしては、以下のような順序が推奨されています。

    1. 電気配線の敷設
    2. スリーブやケーブルガードで配線保護
    3. 吹き付け断熱(発泡ウレタン施工)
    4. ボード施工(石膏ボードなど)
    5. 電気器具取り付け

    この順番を守ることで、発泡ウレタンが電線やケーブルに直接触れにくくなり、熱による劣化や絶縁不良のリスクを大幅に軽減できます。

    特に重要なのは「配線を保護する」工程です。VVFケーブルなど一般的な配線材は、被覆温度に限界があり、断熱材に完全に包まれてしまうと放熱が妨げられ、配線自体の温度が上昇してしまいます。これにより、許容電流を超えて発熱し、最悪の場合は被覆が溶解し、火災を引き起こすリスクがあります。

    現在の内線規程でも、発泡ウレタンなどの高密度断熱材と電気配線が接触する場合の注意喚起が明記されています。施工時には、以下のような保護資材を用いることが推奨されます。

    電気配線と断熱材の共存における保護対策

    保護資材 役割 適用場所
    ケーブルガードチューブ 熱・物理的衝撃から配線を守る 壁内・天井裏
    気密コンセントボックス 吹き付け時の配線保護・気密性保持 コンセントまわり
    スリーブ管 電線が貫通する部分の保護 貫通部・開口部

    このような資材を活用することで、断熱性と安全性の両立が可能になります。

    また、注意点として、発泡ウレタンの吹き付けを行った後に電気配線を変更することは非常に困難になります。断熱材内部でのケーブル探索や再施工は、壁を破壊することになるため、多大なコストがかかります。そのため、施工前段階での「配線計画」と「施工順序の確定」が非常に重要なのです。

    壁内や天井に発泡ウレタンを施工する場合、電気配線との位置関係と保護処理が重要なテーマになります。ウレタンは断熱性能に優れる反面、通気性がなく熱をこもらせやすいため、電線やケーブルが完全に包み込まれると放熱ができなくなり、配線トラブルの原因となります。

    特に気を付けるべきは以下の5つの要素です。

    1. 配線に直接ウレタンが接触しないよう養生すること
    2. 天井裏の配線にはケーブルガードやスリーブを併用すること
    3. 気密ボックスでコンセント周辺の発泡ウレタン流入を防ぐこと
    4. 電線の耐熱温度と断熱材の発泡温度の相性を確認すること
    5. 将来的なメンテナンスやリフォームを想定して施工位置を図面化すること

    天井吹き付けでは特に熱がこもりやすく、照明器具の発熱や複数配線の集中など、発泡断熱材との併用にはさらに注意が必要です。施工前の計画段階で「どの位置に」「どんな種類の配線を」「どのルートで」通すかを事前に設計し、現場で施工者全員がその情報を共有しておくことが事故防止の第一歩です。

    また、実際の現場では、施工後に「電気が流れなくなった」「ブレーカーが落ちる」「壁内で焦げたような臭いがする」といったトラブル報告も確認されています。これらの原因の多くは、ウレタンが電線に密着して熱がこもったことによる絶縁劣化や、ケーブルの接触不良によるアーク発生に起因するものでした。これらのリスクを防ぐためには、以下のような構造的な工夫も有効です。

    壁内・天井吹き付け時の施工工夫とその目的

    工夫 内容 効果
    配線の露出化 ケーブルを配管内に収め、壁内部に埋め込まない 点検・交換が容易になる
    断熱材を間隔を空けて吹き付ける 電線周辺はウレタン厚を控えめにする 熱こもり防止、冷却効果
    ケーブルルートの可視化 設計図面に配線ルートを記載し保存 リフォーム時の誤施工防止

    電線にウレタンが付着した場合の危険性と絶縁劣化

    発泡ウレタンは優れた断熱性・気密性を誇る建材として広く採用されていますが、電線やケーブルに付着した場合には注意が必要です。特に施工中に壁内や天井裏へ吹き付ける際、電線の被覆や絶縁体にウレタンが絡み付くことで、経年劣化や熱収縮、絶縁不良を引き起こすリスクがあります。

    ウレタンフォームには硬化後も微細な化学反応が残っている場合があり、長期的には電線の被覆材(主に塩化ビニル)との化学的な相性により、可塑剤の移行や劣化が進行するケースが報告されています。特にVVFケーブルやIV線などの配線種別によっては、柔軟性や被覆の厚さが異なるため、影響の度合いにも差が生じます。

    以下に、発泡ウレタンが電線に与える影響を表に整理します。

    ウレタンと電線の接触例 想定されるリスク 対処の必要性
    電線に直接付着 絶縁被覆の劣化、電圧漏れ、ショート
    接合部・圧着部に接触 絶縁テープ剥がれや露出によるアークリスク 非常に高
    湿気を伴う吹き付け環境 絶縁性能低下、カビや腐食発生
    ケーブル同士の密着部に流入 発熱箇所でのウレタン炭化リスク
    経年変化による化学反応 可塑剤移行、硬化部分の割れ 中〜高

    施工時のミスや知識不足が原因で、吹き付け断熱材が直接電線に被さる事例は珍しくありません。特にリノベーションや後付け断熱の現場では、既設の配線ルートを十分に把握せずに施工が進むことが多く、配線図や写真記録の未確認が原因となります。

    配線ルートに断熱材を吹き付ける場合は、施工前に以下の対策を取ることが強く推奨されます。

    • 事前に配線図・電気設備設計書を確認し、重要回路や高負荷箇所を特定
    • 吹き付け前に電線に養生テープやスリーブを巻いて保護
    • 気密ボックスやケーブルガードを用いて露出部を物理的に遮断
    • 発泡ウレタンの施工は、有資格者によるダブルチェック体制を整備

    内線規程と法令上の注意点

    発泡ウレタンと電気配線との関係において、内線規程および関連法令に従った施工が極めて重要です。内線規程とは、電気設備技術基準や関連告示に基づいて、電気工事士や設計士が安全に工事を進めるためのガイドラインです。特に、配線の絶縁性、可燃物との距離、熱の発生源への対策など、発泡ウレタンのような断熱材との共存に関して厳格な項目が存在します。

    注目すべきは「第310節 絶縁と保護」および「第514節 配線の設置方法」において、断熱材との接触や密閉空間に配線を通す場合に求められる対策です。以下に該当する主な法的ルールをまとめました。

    規程または法律名 概要 適用対象
    電気設備技術基準 絶縁抵抗の確保、感電・火災の予防 住宅・工場・事業所すべての電気工事
    内線規程 第310節 絶縁材との接触禁止、ケーブルの物理的保護の義務化 全電気工事士、施工管理者
    建築基準法(断熱材扱い) 難燃性・不燃性基準の遵守、配線貫通部の気密性処理 住宅建築業者、電気施工者
    消防法(火災予防条例) ウレタン断熱が火気に接するリスク回避義務 現場監督、消防点検者

    特に近年では、天井裏や壁内での電気火災の原因として「断熱材の誤施工」が報告されています。施工段階で内線規程を確認せずに断熱材を吹き付けた結果、VVFケーブルに直接ウレタンが付着し、被覆の破損や発煙に至ったケースが実例として挙げられています。

    配線が焼損した事例と原因分析

    住宅や施設における断熱施工では、発泡ウレタンと電気配線が密接に関係するため、実際の現場ではトラブルが少なくありません。中でも配線の焼損事故は重大な安全リスクを伴い、火災の発生原因にもなり得ます。ここでは、現場で実際に発生した事例をもとに、原因分析と予防策を詳しく解説します。

    事例1:天井裏に施工された発泡ウレタンとVVFケーブルの接触による焼損
    ある新築住宅の天井裏で、VVFケーブルに直接発泡ウレタンが吹き付けられた結果、配線が熱を持ち被覆が溶解し、短絡を引き起こしたというケースがありました。原因は以下の通りです。

    発生要因 詳細説明
    断熱材と配線の施工順序ミス 電気工事が完了する前に断熱工事が実施されたことで、ケーブルがウレタンに埋没
    放熱スペースの不足 ウレタンにより通気が遮断され、ケーブルが熱を放出できなかった
    断熱材の物理的圧迫 発泡後の膨張で配線が変形し、導通不良や被覆の劣化が発生

    事例2:リフォーム現場での古い配線と発泡ウレタンの干渉
    築30年以上の住宅において、配線更新を伴わない断熱リフォームでウレタンが施工され、劣化した絶縁被覆の上から発泡材が付着。電線の老朽化と合わせて発熱し、煙が発生した事例です。

    このような事故を未然に防ぐためには、次のような対応策が必要です。

    1. 電気工事と断熱工事の適切な施工順序の管理
    2. 配線周辺に一定の放熱スペースを確保
    3. 古い配線の絶縁状態の事前点検と更新
    4. 配線と断熱材を隔離する専用スリーブやケーブルガードチューブの活用
    5. 施工業者間の事前打ち合わせと工程共有の徹底

    現場においては「断熱」と「電気」の双方の知見を持った監理者の存在が不可欠です。トラブルの多くは確認不足や伝達ミスから発生しており、書面による施工内容の事前確認や、写真による記録管理など、エビデンスを残すことも重要です。

    発泡ウレタンと電気配線の施工は、いずれも専門知識と高度な現場管理能力を要する工事です。安全性と性能を両立させるには、工務店の選定が成功の鍵となります。以下では、安全施工のために注意すべき工務店選びのポイントを詳細に解説します。

    チェック項目と確認方法

    項目 確認すべき内容 チェック方法
    断熱・電気の専門業者との連携体制 協力業者が自社常駐か外注か 業者名と実績を提示してもらう
    施工マニュアル・工程管理の有無 配線と断熱の順序管理がマニュアル化されているか 現場写真・施工要領書の提示を依頼
    過去の施工実績 同様の断熱工事を含む実績があるか ポートフォリオや顧客レビューを確認
    保証内容とアフター対応 配線不良や断熱材のトラブルに対する保証の有無 保証書の有無、保証年数の記載を確認
    使用する資材の品質 ケーブルガード・スリーブなど保護部材の有無 メーカー名や型番の提示を受ける

    まとめ

    発泡ウレタンは、住宅の断熱性や気密性を大幅に向上させる一方で、電気工事との併用においては慎重な配慮が必要な資材です。特に電線やケーブルに密着した状態で硬化した場合、絶縁性能の劣化や発火リスク、点検困難による不具合の発見遅れといった問題が発生することがあります。実際に、配線にウレタンが付着したことが原因で感電や焼損事故に至った現場事例も報告されています。

    また、電気工事と発泡断熱材を併用する施工では、内線規程に準拠した処理や保護材の使用が必須です。断熱施工前にケーブルボックスの固定や配線の防護措置を講じることで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。断熱性と安全性の両立を図るには、素材の相性や現場の温度変化、施工環境にも目を配ることが不可欠です。

    この記事では、実際の現場で起こりうるリスク、そして信頼できる工務店選びのポイントも網羅しました。ウレタン施工と電気工事の正しい順序や、保護資材の選定について知っておくだけで、再施工による数十万円単位の無駄なコストを回避できる可能性が高まります。

    発泡ウレタンと電気配線の共存は、正しい知識と準備があれば安全に実現できます。施工前の判断ミスが後の重大トラブルを招かないよう、今一度、現場での工程や資材の取り扱いを見直してみることをおすすめします。

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    よくある質問

    Q.壁内に発泡ウレタンを施工したあと、後からコンセントを追加することは可能ですか?

    A.一度硬化した発泡ウレタン内に新たなコンセントを設置する場合、作業には高度な電気工事技術と専用工具が必要です。特に配線ルートが断熱材に完全に埋もれている場合、ウレタンの一部除去や安全確認作業が発生し、費用も通常より高くなるケースがあります。工事を検討する際は、ウレタンの被覆状態、電線の材質、通気性の確保などを総合的に判断し、安全を優先する必要があります。

     

    Q.発泡ウレタンと電気配線を併用する際、どのような工務店に依頼するべきですか?

    A.発泡ウレタンと電気工事の複合施工には、両分野に熟知した経験豊富な工務店の選定が欠かせません。特に内線規程や難燃処理された断熱材の扱いに精通し、実際の施工現場でVVFケーブルやボックス周辺の保護対策を講じた実績があることが求められます。工務店を選ぶ際は、過去に発砲ウレタンと電気材料を併用した新築施工例や、作業中の安全管理体制、第三者による検査体制の有無などを具体的に確認することが重要です。

    会社概要

    会社名・・・UNO設備
    所在地・・・〒700-0941 岡山県岡山市北区青江
    電話番号・・・090-3744-6124

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